近年の円安や物価上昇で、お金に対しての危機感が膨れ上がっている方も多いのではないでしょうか。
将来の生活資金は確保できるだろうか・・・
そんな将来の生活に不安を感じている方や、投資初心者さんにおすすめなのがつみたてNISAです。
本記事では、つみたてNISAのデメリットや一般NISAとの違いを解説します。
つみたてNISAは難しくなく始めやすいので、迷っている方は参考にしてください。
それでは詳しく見ていきましょう!
つみたてNISA(積立NISA)とは
まずつみたてNISAの概要を把握していきます。
つみたてNISAとは、下記のとおりです。
・投資で得た利益を非課税にできる制度
・毎月少額から長期の資産形成ができる
・前もって買付日を設定すると、あとは買付日に従って自動で買い付けしてくれる
(※常に買い付けのタイミングを測る必要がない)
通常投資といわれると、大体の利益を見込んで自分で買うタイミングや売るタイミングを考えなければいけないため、ある程度知識がないとリスクの大きいイメージがあります。
しかし、つみたてNISAは前もって買付日を指定すると、あとは自動で買い付けしてくれるため、常にタイミングを見ながら買い付けを判断する必要がありません。
投資の知識がない初心者さんでも簡単に始めやすいでしょう。
年間投資枠の上限は40万円まで、最長20年間非課税で運用できるので、できる限り早く始めることをおすすめします。
※2024年からはNISAの制度が新しくなり、つみたてNISAは年間の上限が120万円まで、非課税で無期限運用できるようになります。
一般NISAとの大きな違い
つみたてNISAと一般NISAの大きな違いは、下記のとおりです。
(※2023年9月時点)
参考:「新しいNISA」金融庁をもとに作成
2024年からの新しい制度では、一般NISAも非課税で無期限運用できるようになるため、大きく違う点は年間投資枠の上限と投資商品です。
筆者の場合、はじめは様子を見たいと思っていたためかなり少額から始めました。
まずは少額から積立をして、長期間運用したい方はつみたてNISAの方が適しているでしょう。
つみたてNISAの商品は、金融庁によって長期・積立・分散投資に適していると判断されたものであるため、安心して資産形成できます。
デメリット
投資初心者さんにおすすめのつみたてNISAですが、下記のようにデメリットもあります。
・投資信託のみであるため、運用実績は市場全体の代表的な指数(日経平均など)に連動する
・投資した金額を下回るリスク(元本割れ)がある
投資信託が市場の動向に左右される点は、デメリットといえるでしょう。
また、つみたてNISAは元本割れのリスクもありますが、積立を長い期間続ければリスクを軽減できます。
そのため長期間にわたって積立したいと考えている方は、気にしなくて良いかと思われます。
金融機関の選び方
つみたてNISAを始めるときには、つみたてNISAを運用する口座を開設する必要があります。
金融機関は楽天証券や松井証券などさまざまであるため、「どの金融機関で運用すれば良いんだろう・・・」と迷う方も多いでしょう。
そんな方にはSBI証券をおすすめします。
SBI証券がおすすめの理由
SBI証券をおすすめする理由は、下記のとおりです。
・商品のラインナップが豊富
・買い付けのタイミングを「毎日」「毎週」「毎月」「複数日」「隔月」の中から自由に選べる
・最低100円から資産形成できる
SBI証券では188もの銘柄の中から選べるため、選択肢が幅広いです。
また、少額から資産形成をできるため、投資初心者さんも始めやすいでしょう。
筆者もつみたてNISAを始めようと思い立ったときは、投資初心者のため何も分からず不安でしたが、少額から始められることを知り、思い切って踏み出せました。
SBI証券でつみたてNISAの口座開設をする手順
続いて、SBI証券での口座開設方法を紹介します。
つみたてNISAの口座を開設するときには、証券総合口座も開設する必要がありますが、SBI証券では同時に開設できます。
①WEBでの手続き(最短2営業日)
Webでの手続きか郵送での手続かを選択できますが、Webの方が手間と時間がかからないためおすすめです。
Webで証券総合口座を同時に申し込む場合の手順は、下記のとおりです。
1.申し込み
まずは、下記の手順で個人情報を入力します。
1 | 公式サイトから【証券総合口座と同時にNISA口座を開設する】のボタンをクリック |
2 | 次の画面でメールアドレスを入力する |
3 | SBI証券から、入力したメールアドレス宛に認証コードが届く |
4 | メールに記載されている認証コードを、口座開設のページに戻って入力する |
5 | お申込み画面で個人情報などを入力する |
6 | 本人確認を郵送とWebのどちらでするか選ぶ画面で【ネットで口座開設】を選択する |
7 | 【申し込む】をクリック |
続いて、本人確認書類を提出します。
その場でスマホを使い撮影できる場合は、下記を準備しましょう。
それ以外の場合は、下記を準備する必要があります。
※ここからは提出方法や本人確認方法の選択ができますが、選択によって進め方が異なるため説明を省略します。
2.SBI証券による提出書類の審査
SBI証券により、提出した書類が審査されます。
3.証券総合口座の開設とNISA口座の仮開設の完了通知をメールで受け取る
メールで完了通知を受け取った時点では、まだNISA口座は仮開設の段階であるため注意してください。
4.税務署による審査
口座開設の完了通知を受け取ったあとに、税務署の審査が完了すれば本開設です。
②郵送での手続き(最短7営業日)
郵送で証券総合口座を同時に申し込む場合の手続きは、下記の手順でおこないます。
1.申し込み
まずは、下記の手順で個人情報を入力します。
1 | 公式サイトから【証券総合口座と同時にNISA口座を開設する】のボタンをクリック |
2 | 次の画面でメールアドレスを入力する |
3 | SBI証券から、入力したメールアドレス宛に認証コードが届く |
4 | メールに記載されている認証コードを、口座開設のページに戻って入力する |
5 | お申込み画面で個人情報などを入力する |
6 | 本人確認を郵送とWebのどちらでするか選ぶ画面で郵送を選択する |
7 | 【申し込む】をクリック |
2.SBI証券から口座開設に必要な書類が発送される
SBI証券より、口座を開設するのに必要な書類が発送されます。
3.必要事項を記入し、SBI証券に返送する
申請書類を記入し、本人確認書類を準備してSBI証券に返送します。
4.SBI証券で提出書類の審査
SBI証券で提出した書類の審査がおこなわれます。
5.証券総合口座の開設とNISA口座の仮開設の完了
証券総合口座の開設とNISA口座の仮開設完了の連絡が届きます。
証券総合口座 | SBI証券に書類を返送したあとに、取引パスワードが記載された書類が届く |
NISA口座 | メールかSBI証券のサイトの「重要なお知らせ」に、仮開設完了の連絡が届く |
仮開設完了の連絡が届いた時点では、まだNISA口座は仮開設なので注意してください。
6.税務署による審査
開設完了の連絡が届いたあとに、税務署の審査が完了すれば本開設です。
以上で口座開設は完了です!
参考:「NISA・つみたてNISA口座解説の流れ」SBI証券
まとめ
投資と聞くと難しく感じますが、つみたてNISAは一度始めると時間も取られず簡単に運用できるため、投資初心者さんでも始めやすそうですよね。
初めは分からないことばかりですが、徐々に慣れるので少しずつ始めてみましょう。
つみたてNISAを長期間継続し、将来のために資産形成をしてくださいね。